先日発表された流行語大賞のノミネートワード。エントリーワードを2回に分けて順に解説していく後編です。残る15ワードを紹介していきます。
前編は以下をご参照ください。
16、長袖をください
「水曜日のダウンタウン」(2024年12月11日放送)でお笑い芸人・ダイアンの津田篤宏さんが発した言葉。半袖しかない状況で新潟へ移動することになり、この言葉を発しお茶の間に大爆笑を生みました。ちなみに、この放送をきっかけにユニクロのCMが決まったそうです。
17、二季
近年の異常気象、地球温暖化などの影響からか、春と秋が感じられず夏と冬の2つの季節しか感じられなくなっている状況のこと。四季に対して二季。
18、ぬい活
「ぬいぐるみ+活動」の造語。推しのぬいぐるみをバッグに付けたり、写真撮影をしたりすること。推し活とも似ていることから「ぬい活」として広がりをみせています。
19、働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相
憲政史上初の女性首相となった自民党の高市早苗総裁。就任後から外交、国会などで存在感を示しています。そんな首相が「ワークライフバランスを捨てる」と発言し、国のために働くことをPR。一方で働き方改革に逆行すると批判する声もあります。
20、ビジュイイじゃん
2014年11月に結成された5人組男性ボーカルダンスユニットM!LK楽曲「イイじゃん」の中に出てくるワンフレーズ。TikTokで大バズり。
21、ひょうろく
スキンヘッドのピン芸人。「水曜日のダウンタウン」の出演を機に、次第に注目を集めるようになり、大河ドラマ「べらぼう」やフジテレビのドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」などに出演し、お笑い以外にも活躍の場を広げています。
22、物価高
世界的な原材料・エネルギー高、円安などの影響で食料品をはじめ物価が上昇。次々と物の値段が上がり、国民生活を直撃しています。高市首相も所信表明演説で物価高対策に最優先に取り組むと強調しました。
23、フリーランス保護法
2024年11月1日から施行された法律。会社に属さないフリーランスの人は契約の打ち切りや仕事の減少を恐れて発注者から無理難題を強いられることもしばしばありました。そのため、フリーランスで働く人の労働環境を守ることを目的に制定されました。
24、平成女児
2000年代前半に小学生だった女子の文化、アイテム、感性をルーツにZ世代で注目されているカルチャーのこと。たまごっち、プリクラ、メゾピアノ、パステルカラー、ラメなど。SNSで「#平成女児」で投稿が広がり1つのムーブメントになっています。
25、ほいたらね
高知県の方言(土佐弁)で「またね」の意味。NHKの連続テレビ小説「あんぱん」のナレーションを担当した林田理沙アナウンサーが番組の最後に発していました。やさしい気持ちになれると好評だったようです。
26、麻辣湯(マーラータン)
中国発祥のスパイシーなスープ料理のこと。花椒のしびれと唐辛子の辛さ(シビカラ)が特徴。昨年から人気が急上昇しています。火付け役はラーメン評論家の石神秀幸さんとも言われているそうです。
27、ミャクミャク
大阪・関西万博の公式キャラクター。細胞と水がひとつになったことで生まれた不思議な生き物。目が5つあるなど、「きもい、かわいくない、嫌い」などと酷評されていましたが、万博の成功とともにディスも収まっていきました。
28、薬膳
食材や食薬を合わせることで病気の予防や体調改善を目指す食の考え方のこと。中国発祥のレストランなどでも薬膳鍋、薬膳料理などを見る機会が増えました。
29、ラブブ
香港出身のデザイナー・龍家昇(カシン・ロン)が考案したキャラクターのこと。ウサギの耳とギザギザの歯が特徴で日本のZ世代を中心に人気が広がりました。
30、リカバリーウェア
疲労回復を目的としたウェアのこと。着るだけで血行促進や疲労回復、筋肉の疲れを改善する効果があるそう。スポーツ選手をはじめ一般の人にまで浸透していきました。




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