【前編】流行語大賞ノミネート30語を一言解説!どれだけ知ってる?

先日発表された流行語大賞のノミネートワード。今年はスポーツ関連の用語がなかったことが一部で話題になりましたが、さすがに30ワードもあると、「なぜこの言葉がエントリーしたのかわからない」というのもあるかもしれません。そこで、エントリーワードを2回に分けて順に解説していきたいと思います。今回は15ワードを紹介していきます。

まずは、今年のエントリーワード

今年エントリーした30語は以下の通りです。

エッホエッホ、オールドメディア、おてつたび、オンカジ、企業風土、教皇選挙、緊急銃猟/クマ被害、国宝(観た)、古古古米、7月5日、戦後80年/昭和100年、卒業証書19.2秒、チャッピー、チョコミントよりもあ・な・た、トランプ関税、長袖をください、二季、ぬい活、働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相、ビジュイイじゃん、ひょうろく、物価高、フリーランス保護法、平成女児、ほいたらね、麻辣湯、ミャクミャク、薬膳、ラブブ、リカバリーウェア

1、エッホエッホ

メンフクロウの赤ちゃんが芝生の上を走る写真から派生した言葉。SNSで一気に拡散してブームになりました。

2、オールドメディア

昔からあるメディアのことで、主に新聞、テレビ、ラジオ、雑誌の4メディアに対して用いられる言葉。SNSなどのネットメディアと対比で用いられることが多く、しばしば偏向報道などを問題視する向きもあります。

3、おてつだび

お手伝い(短期アルバイト)しながら旅することを意味する造語。地域の人手不足解消や関係人口創出につなげるマッチングサイトのことでもあります。

4、オンカジ

オンラインカジノの略語。インターネット上のカジノのことで、日本での利用は賭博罪の犯罪になります。多くの有名人が関与して問題視され、社会問題にもなっています。

5、企業風土

その企業の価値観や考え方のこと。性加害問題の対応をめぐり各企業がフジテレビへのCMを休止するなど、各社の倫理観なども問われました。

6、教皇選挙

今年は第266代ローマ教皇のフランシスコが亡くなったことを受けて、コンクラーベ(教皇選挙)が行われ話題となりました。日本からは菊地功枢機卿と前田万葉枢機卿が参加。また、同名の映画も日本で公開されました。

7、緊急銃猟/クマ被害

今年に入りクマが人里や住宅地にたびたび現れ人身被害がでるように。それらを受けて9月1日から市町村長の判断で銃猟ができるようになりました。

8、国宝(観た)

今年公開された日本映画。歌舞伎の世界を描いた物語で、3時間という長さにも関わらず大ヒット。吉沢亮さん、横浜流星さん、高畑充希さんなどの出演も話題に。

9、古古古米

米不足による米価格の上昇を懸念した政府が放出した備蓄米のこと。1年古くなることに「古米」「古古米」「古古古米」と呼ばれました。ちなみに「古古古米」は2021年産の米です。

10、7月5日

「2025年の7月に日本を襲う大津波」「7月5日が『Xデー』」という噂が発端となり、ネットを中心に騒ぎに。結果として何も起こりませんでしたが、香港では飛行機が減便・欠航する事態になったそうです。

11、戦後80年/昭和100年

2025年は太平洋戦争の終結から80年、また昭和換算で100年の節目となりました。戦後80年については各メディアで特集が組まれるなどしました。また、昭和100年についても、さまざまな「昭和企画」がメディアで特集されました。

12、卒業証書19.2秒

静岡県伊東市の田久保真紀市長が卒業証書を見せた時間のこと。田久保市長の学歴詐称については、東洋大学の「卒業」について疑惑が掛けられていて、議会の不信任を受けて10月31日に失職しました。現時点で市長選への出馬に関しては明言を避けています。

13、チャッピー

ChatGPTのこと。若い世代を中心にいつの間にかこの愛称で呼ばれるようになっていったそう。チャッ(トジー)ピー(ティー)ということ?

14、チョコミントよりもあ・な・た

アニメ「ラブライブ!」のラジオ番組から誕生したユニットAiScReam(アイスクリーム)のデビュー曲「愛♡スクリ~ム!」の中に出てくるセリフ部分。

15、トランプ関税

アメリカのトランプ大統領が貿易摩擦解消や交渉を有利に進めるために各国に次々と関税をふっかけたことで生まれた言葉。各国、各項目ごとに関税が設定され、日本でも経済が混乱する一因に。

残りの15ワードは後編へ!

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