M-1グランプリ2025を点数で振り返り 審査員コメントまとめ②

たくろうの優勝で幕を閉じた2025年の第21回大会。出場者の獲得した得点と、審査員の付けた点数をまとめて振り返りたいと思います。今回は6組目のヨネダ2000から10組目のママタルトまでを振り返ります。

2025大会の詳細はコチラ

出場者の獲得点数(おさらい)

まずは今大会に出場した漫才師が獲得した点数から振り返ります。順位は以下の通りでした。

【ファーストラウンド】

  • 1位 エバース 870点
  • 2位 たくろう 861点
  • 3位 ドンデコルテ 845点
  • 4位 真空ジェシカ 844点
  • 5位 ヤーレンズ 843点
  • 6位 豪快キャプテン 839点
  • 7位 カナメストーン 830点
  • 8位 ヨネダ2000 826点
  • 9位 ママタルト 823点
  • 10位 めぞん 820点

【ファイナルラウンド】

  • 優勝 たくろう 8票
  • 準優勝 ドンデコルテ 1票
  • 3位 エバース 0票

6組目 ヨネダ2000 826点・8位

ネタのテーマは「100万円目指してバスケットボールをドリブルする」

博多大吉 :94
駒場孝  :92
塙宣之  :94
山内健司 :91
後藤輝基 :89
哲夫   :89
柴田英嗣 :93
海原ともこ:94
中川礼二 :90

「先ほど自分が言った言葉撤回で、絵が浮かばなくてもおもしろい。とにかく笑っちゃいますね。本当に唯一無二というか、なんのテンプレにもない漫才なので、それがすごい魅力的で、すごい僕は好きです」

ともこ「いつも気になるフレーズを残してくれるお二人で、めちゃくちゃ顔の表情があるわけでもないのに、二人見てたらものすごく楽しそうで入りたくなるし、『きゅるる』は出ろと思って出て、最後は取っちゃって出ちゃったからよかったなって」

柴田「正直こんなにつけるつもりもなかったんですけど、最終的に93点押しちゃってたっていう感じですよね。引き込まれちゃって。100万円ドリブルで稼ぎましょうという設定で入って、あややが邪魔しに来て、二人であやややっちゃって、最終的にあややがダンクしたので100万円もらえるってネタですよね。説明するとこうなっちゃうのに、こんなに笑っちゃたから点数をつけざるえなかった」

山内「これが漫才なのか論争は必ず起きてほしい。理由なくおもしろいというか、自分的に笑っている理由を探そうと思ってネタを見るんですけど、最初のバスケでお金をもらえるというところで突き放されて、あややが出てくる、あややが出てくる理由はあるのかなと思ったらあややにメリットはない。最後に答えもらえるのかなと思ったらその答えもない。でもなんか高音が出たところで伏線回収みたいになって「そういうことか」ってなったけど、「それ伏線か」とか思ったり、とにかく一貫性がないんですけど、その一貫性がないという一貫性がヨネダのすごさなのかなと思って、ずっと引き込まれて笑ってしまいました」

7組目 たくろう 861点・2位

ネタのテーマは「リングアナ」

博多大吉 :96
駒場孝  :97
塙宣之  :96
山内健司 :92
後藤輝基 :95
哲夫   :94
柴田英嗣 :97
海原ともこ:97
中川礼二 :97

礼二「リングアナを3回繰り返したという、すごいお互いがしゃべくりでもないんですけど、赤木君の不思議なキャラクターというか、あの間で何か言う度にこれだけ笑いが起きるという。僕は『京都産業大学』が一番気に入ってます」

後藤「おもしろかった。3文字の大喜利みたいな、ただの大喜利はやっていないというか、赤木の人間性で笑ってる、笑わされるというのがすごいし、『PCR5年連続陽性』で人は笑うんですね。おもしろかったですね」

大吉「漫才なのでもちろん練習されていると思いますけど、それを全く見せない、本当にその場でやっている感じがでているのは本当にすごい技術だなと思いました」

駒場「めっちゃええですね。だいぶ前に準決勝に上がって、そこからいつでも上がるだろうと言われてなかなか上がれずに7年くらいずっとしんどい思いとかしてた時もずっと作ってて、その間もこの赤木君のおどおどした挙動不審のキャラクターの漫才あったんですけど、今回のは挙動不審にさせられているから挙動不審になる意味があったと思うんです。今までも挙動不審だったけど勝手に挙動不審だった。今回のは木村バンドの変な誘いに乗らされて挙動不審になるから、言葉おもろいのはもちろんのこと立場も仕上がってるので、そりゃおもろいやろうなって。やってたからこそいいのが出たなという、7年間やってたからこそってのは思いました」

8組目 ドンデコルテ 845点・3位

ネタのテーマは「デジタルデトックス」

博多大吉 :91
駒場孝  :95
塙宣之  :91
山内健司 :95
後藤輝基 :93
哲夫   :95
柴田英嗣 :94
海原ともこ:95
中川礼二 :96

哲夫「めちゃめちゃハマりました。右の渡辺君がものすごい高所得に見えるのに低所得。そこでズキューンとやられて、その後のペテンの説得力、『多い』というここの言葉の短さで爆笑を取るというのがツボで高得点。ずっとスタジオ中にアホさが飛び交っている感じがしたんですよね。だから高得点にさせてもらいました」 

ともこ「最初、やっぱりたくろう君のところがすごくウケてたので、出だしがスローだったからどうなんのかなって思ってたら、『ドーン』と受けてからは、グッーって入っちゃって、最後は教祖様かなと思いました。目覚めたらアカンと思いました」

山内「デジタルデトックスというテーマ・切り口がいいなと思って、そのデジタルデトックスいいと言っているのに、自分がしない情けない理由を堂々としゃべっている。そのなんか矛盾感というか、ダサいことを堂々としゃべってるっていうおもしろさがずっとあって、変な自己啓発セミナーの『目覚めるな』とかもしっかりウケてて、あんまり見たことなかったネタで、最近なかったタイプでオリジナリティがすごい出ててよかったと思った」

柴田「めちゃくちゃ面白かったですね。どうしても短い時間だから手数多く漫才やりたいところを、グッと我慢して手数少ないのにきっちりはめてきた。こんだけ現実見ないと自民党ももうなくなっちゃうんだなみたいな、あれはすごいなと思いましたよね。一つ一つパンチ力がすばらしかった」

9組目 豪快キャプテン 839点・6位

ネタのテーマは「かばん」

博多大吉 :89
駒場孝  :96
塙宣之  :93
山内健司 :96
後藤輝基 :92
哲夫   :91
柴田英嗣 :93
海原ともこ:95
中川礼二 :94

山内「めちゃくちゃおもしろかった。小さいかばんを買っといたろかって言ってからはじまってるんです。そんなのもらっといたらええやん。なんでそんなに必死に小さいかばんを断んねんというところからまずおもしろくて。二人ともボケてないというか、ギャンゴリがボケてるというかズレてるんですよね、言っていることが。ギャンゴリだけズレてるのかなと思ったら、てへやんの方もズレてるから収拾のつかない言い争いになって、最終的にポケットのでかいズボン買うみたいな話になった。そもそも小さいかばんもらったらええやん。ずっとおもしろくて僕はめちゃくちゃおもしかったです」

「いろんな番組で見たことあるんですけど、もっとおもしろいはず。今日はやっぱり緊張していたのか、二人のいいとこって対話になるんですよ。ちゃんと相手の話を聞いてこっちを話すっていうのができるコンビなんですよ。今日はエムワンで4分だから、ちょっと聞く前にいきすぎちゃってそれでテンポが速くなっちゃてたんで、少し減らしてでももっと絵を見せた方がよかったんじゃないかなと思います。めちゃくちゃ好きなんで」

駒場「ホンマにめちゃくちゃええです。めっちゃおもろい。漫才って全部そうかもしれないんですけど、聞いた方がええ話と聞かんでええ話とあると思うんですけど、ホンマに聞かんでええ話、豪快キャプテンは。マジで聞かんでええ話なんですよ二人の話は。聞かんでええ話を聞いてみたらめちゃめちゃおもろかったっていう、だから誰もあんまやってないテーマになっていっているっていうのも実はすごいことやっているし。小っちゃいかばんで漫才一個やってるなんてほかで見たことないし。大阪でもめちゃくちゃウケてる時とめちゃくちゃウケてない時があるんで、その0か100かという具合が豪快キャプテンのめちゃくちゃいいところだと思うので僕は大好きです」

大吉「おもしろいと思ったんですけど、漫才のつくりとしてエバースと似てる。会話劇で進んでいくんで、さっきエバース見ちゃったなっていうのがあって、もう少し声のトーンとかいろいろ工夫できるところがあるんじゃないかなと思っちゃいましたね」

10組目 ママタルト 823点・9位

ネタのテーマは「初詣」

博多大吉 :90
駒場孝  :93
塙宣之  :94
山内健司 :91
後藤輝基 :91
哲夫   :89
柴田英嗣 :88
海原ともこ:93
中川礼二 :94

後藤「おもしろかった。期待してしまうところもあって後半もっとグッとくるかなということろもあったんですけど。神社がドカーン、ガシャーンって崩れるところ、もうちょっと時間見たかった。もっと崩れてるところ延々聞いてられました。でも、もうちょっと伸びたかったですね」

「途中までめちゃくちゃいくかなと思ったんですけど、最後失速してしまった。肥満の太ってるっていう説明を去年してたんですけど、今年はそれがないからスッと入ってよかった。檜原が優秀ですね。リアクター、リアクションもうまいしツッコミのセンスもいいし。だから僕はすごいおもしろかったです」

哲夫「平均が低めになっちゃってるんでこんな点数になっちゃってるんですけど、ここまで来られるということですから、2年連続で、もう準決勝とかでも爆笑を取ってはったんだろうなって思うんですけど、猪瀬都知事のようなちょっと懐かしいみたいなのが1個あったんですけど、ああいうのが一個あると後半にもう一個ああいうのくれってなってしまって、あと親のばちの行方も一体どうなっていったんかなというような。もうちょっと最後盛り上げてほしかったかなと」

柴田「ちょっと緊張してたのかなみたいないつもの感じに比べて。檜原君が前回出だしでだいぶ力入りすぎてちょっと失敗した部分あったじゃないですか。今回いい感じで入っていったからいいのかなと思ったら、最後に失敗しちゃったっていうね。前回は最初に失敗しゃって、今回は最後に失敗しちゃったなっていう感じ。もったいなかったな」

1組目~5組目まではコチラ

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